ツバメノート史上初の本革製手帖「ツバメ ダ・ヴィンチ手帖」が作られる工程の一部を紹介します。
ツバメノート株式会社と革小物「COBU」(株式会社小泉製作所)、そしてThinking Power Projectとのコラボレーションによって生まれました。
天才 レオナルド・ダ・ヴィンチへのオマージュである「ダ・ヴィンチ手帖」は、時間と手間をかけて出来上がります。
罫線の厚み分のステンレスの輪と罫線の間隔を決める5mmのスペーサー。
1本の軸にステンレスの輪とスペーサーをセットしたものが“丸ペン”です。
Thinking Power Notebook専用に調合した水性インク「Thinking Blue」を使用します。
日本にたった一人の罫引職人による操作で、特殊な“丸ペン”につけられた水性インクで罫線が引かれていきます。
何本もの木綿糸が、紙を送ります。
両面を一度に罫引きすることができますが、一方向しか罫は引かれません。
縦横二方向、罫引きと乾燥を行ないます。
5mm方眼のノート用紙が出来上がりました。
製本職人の元へ届けられます。
紙を重ねてミシンで縫います。
「ダ・ヴィンチ手帖」では、手間をかけて8冊の山に分けて、縫合します。
8冊の分冊をまとまった一冊の本のように組み上げ製本し、裁断機にセットします。
裁断機でカットします。
角丸断裁処理をおこない、本文ノート部分完成。
表紙に使う革を選定し、手作業で裁断します。
裁断した表紙革と芯材。
革が充分に柔らかく、かつ表紙として充分な強度を保てる薄さまで、漉きます。
縁のヘリ返し部分をより薄く漉きます。
マイクロメーターで計りながら、一つ一つ繰り返し作業します。
糊を付けて、ヘリ返します。
角丸部分は、革を細かく寄せていくように、きざみます。
ツバメノートのブランドロゴ「日の出ツバメ」の金型。
革の表面に金箔押しで「日の出ツバメ」の刻印を入れます。
革表紙の完成。
製本職人の元へ送られます。
材料は、草丈150センチにもなる苧麻を夏場に刈り取り、茎から取り出した繊維です。
乾燥し保管しておいた状態です。
自生する苧麻から取り出し、漂白していない繊維を使用しています。
2つの細い繊維束を手でより合わせながら、1本ずつ縄状に編みます。
栞紐の出来上がり。
製本職人の元へ送られます。
完成した革表紙と苧麻の栞紐が製本職人の元に届きます。
完成済みの本文ノート部分と組み合わせ、製本。
金箔押しの「日の出ツバメ」が入った革表紙の手帖が出来上がりました。
革職人の元へ送られます。
レオナルド・ダ・ヴィンチへのオマージュを込めた3つのアイコンが並ぶ、真鍮製の金型。
製本職人から届いた手帖に、丁寧に刻印(エンボス)します。
革職人の手から、1冊ずつ仕上がります。
「ツバメ ダ・ヴィンチ手帖」の完成です。